Live2DモデルをYouTubeLiveやツイキャス等のライブ配信で利用する方法

この記事では購入または自作したLive2Dモデルをライブ配信サービスで利用する方法について紹介します。

スポンサーリンク

必要なもの

  • Live2Dモデル(数千円~数十万円)
  • パソコン(低スペックでもOK)
  • Webカメラ(ノートPCのインカメラでもOK)
  • VtubeStudio(フリーのフェイストラッキングソフト)
  • OBS studio(フリーの配信用ソフト)
  • 背景素材(背景イラストやゲーム画面など)
  • YouTubeやツイキャス等のアカウント

なんとFaiREEでは無料のサンプルモデルを配布しています!なので、初期費用0円で試してみることができちゃいます。うまく動かすことができてから、よかったらサンプルモデルと同じように動かせる有料のモデルも販売しているので購入の検討をお願いいたします。

さっそくダウンロードしましょう!説明はこのサンプルモデルで行いますが、別途購入したモデルや自作したモデルでも同じ流れになります。

スポンサーリンク

配信までの流れ

配信までの流れは①モデルを動かす、②配信の準備、③配信サービスとの連携といった3ステップになります。

①モデルを動かす

  1. VtubeStudioのインストール
  2. VtubeStudioにLive2Dモデルを読み込む
  3. VtubeStudioでフェイストラッキングの調整

②配信の準備

  1. OBS Studioのインストール
  2. OBS StudioにVtubeStudio(に映っているモデル)を取り込む
  3. OBS Studioに背景(イラストやゲームキャプチャ)を取り込む

③配信サービスとの連携

  1. 配信サービス(YouTubeLiveやツイキャス等)のアカウントを開設
  2. 配信サービスとOBS Studioを連携させる
  3. OBS Studioから配信する

順番に操作画面のスクリーンショットを見ながら一緒に設定していきましょう!わかりやすく紹介してくれている記事のURLも掲載してあるので参考にしてください。

スポンサーリンク

①モデルを動かす

VtubeStudioのインストール

まずはVtubeStudioをインストールしていきますが、これはSteamというPCゲームのプラットホームからインストールすることになるので、まずSteamをインストールしていきます。

では、まずSteamのダウンロードページを開きます。

画面の指示に従ってインストールしていきます。より詳しく手順を知りたい場合は以下の記事が参考になると思います。

インストール後、VtubeStudioをダウンロードするためにはSteamのアカウントが必要になるので、持っていない場合は作成します。

なお、Steamのアカウント作成にはメールアドレスがあればOKで、電話番号やクレジットカード番号は不要です。

VtubeStudio自体もフリーで使うことができるので、ここではアカウント作成だけ行い、Steamにログインしましょう。

アカウント作成についても詳細な手順が知りたい方は、以下の記事が参考になると思います。

続いてSteamからVtubeStudioをインストールしていきます。

Steamのストアタブのページにある検索ボックスからVTubeStudioを検索します。無料と有料のものがありますが、無料の方をインストールしていきます。

Vtubestudioのページが開くので、少し下にスクロールしたところにある無料のボタンからインストールしましょう。

画面の指示に従ってインストールしていきましょう。

VtubeStudioにLive2Dモデルを読み込む

VtubeStudioがインストールできたらさっそく起動しましょう。

VTubeStudioの設定の多くは、モデルごとに設定していくので、まずは購入または自作したLive2Dモデルを読み込んでいきましょう。

左のメニューにヒト型のアイコンがあるので、ここからモデルを読み込みます。

クリックすると、下部にデフォルトのモデル一覧が表示されます。その一番左にある「自分のモデルをインポート」をクリックします。

クリックすると以下のように表示されるので「フォルダを開く」をクリックすると、モデルを保存するフォルダーの場所が開きます。このフォルダーに購入または自作したモデルファイルを入れるだけでVTubeStudioに取り込むことができます。

購入または自作したモデルファイルのどの部分を入れればいいか説明します。

最初にダウンロードしたサンプルモデルは圧縮形式(zipファイル)になっているので、まずは解凍する必要があります(おそらくどこで購入しても、モデルは圧縮されていると思います)。

解凍は圧縮ファイルを右クリックして、すべて展開を押せば簡単に解凍することができます。

FaiREEからダウンロードしたモデルであれば、解凍したものをフォルダごと先ほどのモデルを保存するフォルダに入れればOKです。

具体的にはフォルダ内の「*****.moc3」というmoc3ファイルがモデルの本体です。一緒に色々なファイルがありますが、これらも必要なデータになるので、moc3ファイルが入っているフォルダごとVTubeStudioのモデル保存フォルダに入れましょう。

モデルを入れたら、もう一度左メニューのヒト型のアイコンをクリックして、表示されたモデル一覧から、自分のモデルを選択しましょう。

自分のモデルはNoIconと表示されています。

クリックすると、セットアップについて聞かれますが、はじめての場合は自動セットアップを選択してください。

また、他のモデルからセットアップをコピーすることもできます。

これでVtubestudioへの取り込みは完了です。

VtubeStudioでフェイストラッキングの調整

つづいて、VTubeStudioの各種設定を行い、フェイストラッキングの調整をしていきます。これは使っているカメラやモデル、トラッキングさせる人の顔の違いによって設定も全く異なります

例えば人によって無表情の時の口角の角度や目の開き方って違いますよね?それによってモデルの表情も変わるので、人によっては無表情時にモデルも無表情だったり、笑顔になったりしちゃいます。

そして、ものすごく奥が深い設定なので少しずつ調整していくといいと思います。

以下の記事が、とりあえず設定しておいた方がいいことを簡潔にまとめてくださっているので、一通り目を通して設定してみることをお勧めします。

ちなみにFaiREEで配布しているサンプルモデルは、販売している他のモデルのベースになっているので、このサンプルモデルで調整した設定をFaiREEから購入した別のモデルにVtubestudioに取り込む際に引き継ぐことで、同じ動きを再現することができます。

※各有料モデルによって、ベースとなっているサンプルモデルが異なる場合があります(このページのリンクはBase Seriesです)

②配信の準備

OBS Studioのインストール

続いてOBS Studioのインストールや設定をしていきますが、正直OBS Studioはなんでもできてしまうソフトの反面、設定できることが多すぎて大変です。

以下の記事が、とてもシンプルにインストールから最低限の設定まで解説されているので、参考にしてインストールしてみましょう。

OBS StudioにVtubeStudio(に映っているモデル)を取り込む

VtubeStudioの映像をOBS Studioに取り込むときはゲームキャプチャを使うようにしましょう(Steamだからゲームとして扱われるのか?)

もちろん、ウィンドウキャプチャや画面キャプチャで上手く取り込めるのであればそちらでも大丈夫です(※ゲームキャプチャ以外はうまく取り込めないことがある)

ゲームキャプチャの場合は、設定を以下のようにします。

  • モード:特定のウィンドウをキャプチャ
  • ウィンドウ:VTube Studio

VTube Studioのキャプチャを取り込んだら、必要な部分のみ残してトリミングすることもできます。

キャプチャのトリミング方法

取り込んだキャプチャの四隅の■をドラッグすると、通常は拡大縮小になります。その時にALTキーを押しながらドラッグすることで、トリミングすることができます。

このあと、背景と合成するためにVTube Studioで背景透過の設定を行います。以下の記事にとてもわかりやすくまとまっているので参考にして設定しましょう(ただし、VTube Studioの有料版しかこの設定ではできません

とりあえず試してみたい人には、無料で行う方法もあります(試してみてよければVTube Studioを購入しましょう)

  1. VTube Studioの背景の選択からグリーンに変更する(background***)
  2. OBS studioのVTube Studioのキャプチャを右クリックしてフィルタを選択
  3. エフェクトフィルタにクロマキーを追加する(グリーン背景であれば初期設定で透過される)

こちらの記事がとても参考になると思います。

OBS Studioに背景(イラストやゲームキャプチャ)を取り込む

あとは、自分で用意した背景画像や、ゲームのキャプチャなどを背景に取り込むことで、Live2Dモデルを使った実況やトークなどができます。

とりあえず、背景がない人はVTube Studio風のフリー背景を用意したのでこちらを使ってみてください。

③配信サービスとの連携

ようやく最後のステップです。といってもここまでできていれば後はすでに使っている配信サービスと連携していくだけです。

1つずつ紹介したいところですが、ライブ配信サービスはたくさんありますので、YouTube Live、Twitch、ニコ生、ツイキャス、Mildom、ミラティブの連携方法をまとめてくださっている素晴らしい記事がありましたので、そちらを紹介させていただきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?たくさんの工程がありますが、ほとんどが1度やってしまえばそれっきりの設定ばかりですね。

ただ、その中でもモデルの設定だけは、モデルが変わるたびに調整する必要があります。また、モデルによってはその可動域と自分の表情の可動域がうまく合わないこともあります。

FaiREEでは、無料で配布しているサンプルモデルをベースに、髪型やアクセサリー、目の色、服装などをカスタマイズしたモデルを販売しているので、一度じっくりとモデルの動きや配信環境を整えてから、有料モデルを購入することができます(部分的なセミオーダーメイドも可能)。

また、有料モデルは独占販売となりますので、だれかと同じになることはありません。

ベースとなる無料のサンプルモデルも今後増加予定なので、定期的にチェックしてみてください!

モデルの販売はBOOTHにて行っています♪

タイトルとURLをコピーしました